外側半月板損傷 -受傷機転と臨床症状-

内側半月板損傷の受傷平均年齢が41.6歳であるのに対して、外側半月板損傷の受傷平均年齢は29.0歳であったとの報告があります。
また、外側半月板損傷の39%に円盤状半月板障害が認められたとも報告されています。

外側半月板損傷には、先天的な円盤状半月板とスポーツ活動が大きく関与していると言えます。

損傷をきたしやすいスポーツは、
サッカー、バスケットボール、バレーボール、野球、テニス、スキー、などです。

<受傷機転>

荷重した状態で膝に回旋力が加わった場合に受傷します。
また、急激な方向転換やジャンプ、着地動作を繰り返すことによって多く、前十字靭帯損傷に合併して起こることも多いです。

内側半月板に比較して前後に大きく動くので、膝を曲がった状態から伸ばす時に受傷しやすくなっています。

<臨床症状>

1)疼痛・圧痛
膝関節外側に圧痛があり、特に運動時に同部位に痛みがある。
2)Catching
膝関節運動時に膝の中に何か引っかかり感やクリックを自覚する。
3)Locking
損傷した半月板が関節内に入り込んだ場合、膝関節の屈曲も伸展も障害されてロックされた状態になる。
4)関節腫脹
急性期には、関節血症を認めることがあるが、少量であることが多い。

関節へのストレステストでほぼ診断できますが、正確な損傷の程度を確認するにはMRI検査が有用となります。
次回は、損傷の程度に応じた治療法について書きます。
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