私の3.11の教訓

大震災からちょうど3年。

些細なことに不平・不満を感じ、悩みながらも、こうして平和に暮らせていることに感謝したいと思います。

スーパーに行けば食料が手に入り、水道をひねれば飲料水が出る。
スイッチ一つで明かりが灯り、また別のスイッチを押せば部屋は快適な温度に保たれる。

どんどん便利になる世の中だけど、これらはきっと当たり前のことではないよね。
過去に努力してきた人達と環境に恵まれているおかげかな。
日常に感謝しつつ、当たり前じゃなくなった時に困らないような対策も怠らないようにしたいと思います。

さて、3年前の今日、そう、ちょうど地震が起きたとき、私は一人の患者様と出会いました。

30歳代前半の女性。
原因不明の疾患で両下肢に麻痺を呈し、歩行不可能な状態で、リハビリ目的で転院されてきました。

医師の診断では、回復の見込みはわからないとのこと。
本人は元通りの生活を望んでいましたが、私は良くて杖歩行、悪ければ車椅子生活を想定して理学療法を開始しました。

結局、5ヶ月間の入院の後、独歩で退院されました。
その後も外来通院でリハビリを継続し、無事に社会復帰も果たしました。
そうです、少し時間はかかりましたが、最初の患者さんの希望通り、ほぼ元通りの生活ができるようになりました。

入院期間中は、本人のやる気に身体の回復が追いつかず、精神的にも不安定だった彼女と接して、障害の受容ができていないと思っていました。
口では励ましながら、回復の可能性を信じることができていませんでした。

今思うと、本人は回復できることを信じていたし、その信じる気持ちと努力が身体の回復にもつながったのかなと思います。

もちろん医学的な根拠に基づいて無理な場合もあるかもしれませんが、誰よりも患者さんの回復を信じて理学療法を提供していきたいと思いました。

これが私の3.11の教訓です。

被災された方々の一日も早い復興を願いつつ、
障害に悩む人達の一日も早い回復の手助けが出来るように、
私も日々努力していきたいと思います。

最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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